災害時にどう行動するかについて。

この新型肺炎という災害。小中高の休校措置や北海道の外出自粛要請などついに社会生活に影響が出てきた。


これまではダイヤモンドプリンセスのなりゆきや、症状が出た時の行動や検査の是非などに目がいっていたが、日常生活を制限する措置がとられるとなると、問題が一気に大きく多岐にわたってくるなという感じ。政府の対応がグダグダに見えるが、しかし情報が錯綜しており何が正解かどうするのか適切かわからない。一番市民からきになる情報が公開されていない、隠蔽されてすらいるようにも見えるが、現場にはその余裕がないのかもしれない。それを確かめる暇もなく毎日また新たな展開、デマ、錯綜する情報が流れ、どんどんよくわからなくなっていく…。


これはネットで人々が言っている通り、3.11後の原発事故のちの状況によく似ている。毎日どこか不安で、デマや買い占めが起こり、識者と言われる人たちがさまざまなことを言い、信頼に足ると思える情報がなんだかわからないまま結局なんとなく過ぎ去っていった。


災害慣れしているはずの日本人だが、なにしろこの感染症という災害をこれほどたくさんの人が体験するというのは初めてではないだろうか?それとも私が呑気すぎただけなのかもしれない。SARSやMERSのこともろくに覚えていないし、よその国のことと思っていたのだから。


しかし、曲がりなりにも類似の不安は3.11後に味わっているはずなのに、未知のウイルスという見通しのつかなさから不安のコントロールが難しいし、精神的にはヘトヘトになってしまっている。気兼ねなく外に出られないというのも効いている。


おそらく報道に触れる時間やメディアを精査して情報量をコントロールすることが必要なんだろう。ツイッターは不安を共有できたり有益な情報も得られることが多いが、依存性があり時間も多くとられ疲弊してしまう。私は今のところ、ラジオを聴くようにしている。Session22は情報がまともだし、昨日は武田砂鉄さんのラジオを聴いて落ち着いた。今日は久米さんのラジオを聴いて過ごした。まさに災害時の友はラジオである。