心の奥に横たわる悲しみと不安,

先週は台風でいろんなイベントが中止や延期になった。そのためか、今週末はいろんなところでお祭りをしており、私も息子を乗せて電動自転車であちこち回り、二つのお祭りに行ってきた。

 

そこの公園で息子がある男の子と遊びたがった。私の見たところ、少しその子のほうが背は高いが、同じ年ごろ(4歳前後で年少)っぽかった。息子と近い年ごろの子については、年齢をはかるセンサーの精度がかなり高くなっていると感じる。

 

息子が「いっしょにあそぼう!」と近づいて行って、二人は砂場で遊び始めたのだが、「いっしょにお山を作ろうよ」「道路をつくろう」といっても息子は聞いている様子はなく、「お塩ぱっぱー」と砂を塩に見立てて撒いている。私としては、中身が幼い息子のこと、まあこんなものかな、とみていたのだが、一緒にいた夫は少しショックを受けたようだ。その子が一つ年上だよ、と主張していたのだが、あとから月齢が数カ月早いだけの同じ年齢と知って落ち込んでいた。ちなみに、相手の親御さんも息子が同い年と知って少しびっくりしていたようだった。

 

私は普段幼稚園で息子がほかの子と遊んでいる感じを知っていて、良くも悪くも慣れてしまっていたのだなぁと思った。むしろ、「いっしょにあーそぼ」と言えて、親の助けもありながらお名前を教えうことができ、平行遊びながらも一緒の空間で砂場遊びでき、そのあとは息子から「ジャングルジム行こう」と言えたのだから、上出来とすら思っていた。そしてそれは特に間違った見方ではないと思う。

 

思うのだが、夫や相手の親御さんの反応を見ると、やはり息子は幼いのだなぁと。この先同級生に交じってやっていけるだろうか、という心の奥底にある悲しみや不安を思い起こさせられる。そんなことを感じた休日だった。