苦手だけど頑張ってる

幼稚園ママってけっこう大変。何が大変って、降園後の公園遊びである(冗談ではなく)。私はコミュ障で、人と話すと疲れてしまうので、その手のことができる気がしなかった。子供を産んでもうじき四年、暇な日や休みの日に連絡を取って子供を一緒に遊ばせるママ友はゼロである。

 

しかし、13時に終わる幼稚園である。体力を持て余した子供、さらに喜ぶべきことにお友達を求めるようになった子供は、「みんなと公園に行きたい!!」と言い出すようになってしまった。ママと二人で過ごすのではもはや物足りないのだった。

 

なので、幼稚園の近所の公園に、誘い合わせているわけではないが、なんとなく流れで向かうところに私たち親子も合流する。比較的気楽に誘えるママなどに「一緒に行こうよ!」などというのは、なんとなく相手の負担になりやしないか気になってしまうので、「今日行く?」とおずおずと尋ねるのみなのだが…。

 

子供が楽しそうで、満足してくれて、夜も早く寝てくれるのがありがたいことなのだが、気疲れもするし、なかなか大変なお仕事である。暇を持て余して子供も見ずにくっちゃべっているだけではないのだ。そういう人もいるかもしれないが。

 

うちの子に関していえば、最近は成長著しい。以前は興味の赴くままに公園の外に出てしまってどこまでも走っていってしまったり、危険なこととそうでないことの区別がつかず、目も手も離せなかった。単純に運動能力の発達が遅く、いつアスレチックから足を滑らせたり落ちたりするかわからなかったというのもある。

 

それが、幼稚園に入って公園遊びが増え、握力も強くなったし、体の使い方も上達した。多少は距離をとっても即怪我につながるという感じではなくなり、少しずつ私の手を離れ、負担が減りつつある。それこそ、ほかのママと子供を遠目に見ながら雑談することも多少できるくらいにはなった。

 

さて、そろそろお迎えの時間である。気合を入れて、しかし自然体を心がけて、いざ出陣。